今までにない薬膳教育「日本人のための薬膳」/ 国際薬膳学院・大阪 / 東京

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主任講師寺薗の中医学コラム「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑱

 

第18章「血の巡りと瘀血について考える」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗です。

 

寒さが本格的になってきましたね!

 

寒いと動きたくないし、布団から出たくないし、寝ていたい・・・

 

それは季節が「陰」に傾いているからです。

 

クマやかえるだったら冬眠できるのですが、そういうわけにいかないのが人間(笑)

 

色々な動きが鈍いので、もちろん血の動きも悪いです。

 

今日はそんな血の巡りと瘀血のお話です。

 

*****************

 

いきなりですが、これから、血はチョコレートでできていると思ってください。

 

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(蜂蜜でもいいのですが、チョコレートのほうが血っぽいのでチョコレートにしましょう!)

 

なぜか?

 

それは、血はねっちょりしているというイメージが必要だからです。

 

ねっちょりしているチョコは冷えると固まりますよね。

 

けれども温めるとさらさらになります。

 

まさに血も同じような質感。

 

血はある程度温かい状態でスムーズに流れているのが理想です。

 

血は気によって動かされているのですが、留まると固まりやすくなります。

 

なので温かい必要があります。

 

ここで「ある程度」と書いたのがポイントです。

 

熱すぎるとだめなのです。

 

ここから、血に例えたチョコレートが流れているのはチョコレートファウンテンだと思ってください。

 

チョコレートファウンテンで、温められたチョコレートがさらさらと流れているのに、苺やマシュマロにつけてお皿に置いておくとパキパキに固まります。

 

そして、チョコレートファウンテンのヒーターが弱いとゴロゴロ、ボロボロした質感のファウンテンになります。

 

これが冷えからくる瘀血の正体です。

 

チョコレートファウンテンのモーターが弱くて流れるスピードが遅くなったり、動きを止めてしまうとチョコレートはボロボロになります。

 

これが気滞からくる瘀血の正体です。

 

もちろん、流れるチョコが少なくてボロボロになるパターンもあります。

 

これは血虚の瘀血ですね。

 

指を突っ込んであったかいチョコがまとわりつく感じのチョコレートがボコボコとマグマのように沸騰しているチョコだとどうでしょう。

 

機械が壊れるかもしれませんし、指についたら確実に火傷します。

 

これが血熱の正体です。

 

いかがでしょう。

 

血が固まる原因は何か?チョコの温度か?モータ―の不具合か?

 

それを考えておくと、どこを調節していけばよいかが見えてきます。

 

冬はただでさえ寒い季節。チョコは冷えて固まりやすいですし、モーターは温まりにくいです。

しっかり毎日お風呂に入って体内チョコレートファウンテンを正常に稼働できるように心がけていきましょうね!

 

これから年末の忘年会シーズン、女子会でスイーツバイキングなんていう方もいらっしゃると思います。

スイーツバイキングに行くときには、是非そんなことを考えながら食べてみて下さい!

もちろん、食べ過ぎは禁物ですよ!(笑)

 

ちなみに、私はチョコがあまり好きではなかったりします(笑)

 

えーーーー!というオチがついたところで、今日はこの辺で!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

2016.12.06

主任講師寺薗の中医学コラム「中医学ってどうやってべんきょうするのん?」⑰

第17章「元気があればなんでもできる?!」

 

こんにちは!

 

主任講師の寺薗です。

 

 

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(海老しんじょのゆばつつみ 黒米ソースがけ。さあ、黒メニュ―の季節ですよ!)

 

元気ですか―――!!

 

元気があれば何でもできる!

いくぞーーー!

1,2,3 だぁーーーーっ!

 

イノキさんの有名な決め台詞ですね。

ただただ勢いだけのノリでつい笑ってしまいますが、これあながちはずれていません。

 

元気があれば何でもできるんです(笑)

 

今回はそんな「気」のおはなし。

 

*****************

 

気はいろいろな働きをしています。

 

体内の物質を動かす「推動」作用

 

身体を温める「温煦」作用

 

身体を邪から守る「防御」作用

 

大切な体内の物質を外に漏れ出ない様にしたり、重力に負けない様に臓器を留めたりする力の「固摂」作用

 

いろいろなものをいろいろなものに変える魔法パワーの「気化」作用

 

これがないと動きが止まり、不要なものは身体に溜まりまくり、邪がはびこる荒れ果てた環境になり、大切な栄養分は外に漏れだし放題。

 

これってもう人間ではないですね。

 

人間の生命活動のすべてに「気」は関わっています。

 

世の中に例えるならば「お金」です。

 

コインを入れると動き出す機械(推動作用)

 

暖房設備(温煦)

 

お金で食べ物を買う、ごみ処理(気化)

 

お金を払ってセキュリティー(防御)や管理人さん(固摂)

 

などなど…

 

すべてお金を払うサービスとして存在していますよね。

 

お金は銀行に預けて、必要な時に引き出せるように貯蓄します。

 

気も腎に預けて「精」の形で貯蓄しています。

 

にてますね!

 

 

さらに、何にどれくらいお金をかけるかを予算委員会で決めるように、身体でもどこにどれくらい気を使うのかを「胆」で決めています。

 

身体の中の小さな社会が見えてきませんか??

 

 

何をするにも気が関わります。

 

気から血や津液が作られます。

 

気の力があってこそ、いまこうやってパソコンで文字を打つことができて、途中でトイレに行くこともできるわけです。

 

「気」は人に使うのではなく、自分のために使いましょうね!

 

元気があれば、なんでもできる!

 

2016.11.29

主任講師寺薗の中医学コラム「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑯

第16章「感情について考える」

 

こんにちは!

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(五年前の銀閣寺の紅葉。髪の毛が長い寺薗です!(笑))

 

秋も深まってきて、各地で紅葉真っ盛り。

空は高くて、たなびく雲が清々しい・・・

 

ああ!秋!

ほんのり寒さが身に染みて、ほんのり染まった桜の葉の落ち葉を踏みしめながら、人恋しくなる秋!

 

この空の向こうであなたもきっと同じ雲を見ているのでしょうか…

 

………なーんておセンチになる秋もあっという間に冬になりそうです。(笑)

 

おセンチになるのはズバリ、「肺」が弱っているからです(笑)

 

そんなふうに片づけてしまうのは嫌だ!と思いながらも知らずにはいられない、感情の中医学(笑)

 

*****************

 

高校くらいまで、私は割とポエマーでした。

 

そして恋に恋する乙女(?!)だったような気がします。

 

ポエムブックは内臓がこそばゆくなる片思い系ポエムがびっちり(笑)

 

親に見つからない様にこっそり隠しながらつづったものです。まだ残しております(笑)

 

私がポエマーなのは、実らなさすぎる恋のせいだと思っていたのですが、

 

中医学を勉強して、「肺」が弱かったからだ、と妙に納得しました。

 

そして喘息の発作やアトピーが出なくなるにつれて、いいポエムが書けなくなったのです。

 

そんな視点で失恋系ソングが得意なアーティストを見ると、たしかに色白で声も息まじりな切ない歌い方をされる方が多いような気もしてきます。

 

臓器の弱りが感情とリンクしていることは、五臓の色体表からもわかります。

 

肝のトラブルで怒り、

 

心のトラブルでにやけ、

 

脾のトラブルで思い悩み、

 

肺のトラブルで悲しみ、

 

腎のトラブルで驚き、怖がる。

 

 

感情は自分の意志以外のところでこみあげてきたりするので戸惑うこともありますが、季節や体調で、感情に変化が出ることを知っていると、その臓器からのシグナルと受け取ることができます。

 

一世代昔の青春ドラマでは、落ち込んで不登校の生徒にけしかけて、怒らせて元気を取り戻させる、というシーンもありますよね。

先生「そんなやつはやめてしまえばいいんだ!」

生徒「なんだとー!やってやるよ!くそー!」

先生「やっと本気を出したようだな・・・」

みたいな(笑)

落ちている気を、怒りの力で持ち上げているのです。

 

最近おセンチだなーというあなたは、是非、肺をケアする食材をたっぷりと、

 

何かにつけてびっくりするなーというあなたは腎をケアする食材を、

 

という感じで、自分の感情を食材でもコントロールしてみると、さらに中医学が楽しくなりますよ!

 

是非試してみて下さいね!

 

2016.11.22

主任講師寺薗の中医学コラム「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑮

国際薬膳学院 主任講師 寺薗真衣の連載コラム

中医学ってどうやって勉強するのん!?

 

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、毎週火曜日に更新しております!

 

第15章「表裏について考える④脾と胃」

 

こんにちは!

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主任講師の寺薗です。

 

先週お休みをして何回かにわたってお送りしております、五臓六腑の表裏について。

 

肺と大腸、心と小腸に続いて脾と胃についてです。

 

まず、脾とは消化器系統全般を指す、と習います。

 

しかし、その割に腑の中身は小腸、大腸、胃、胆…と消化器を指すものばかり!

 

脾が消化器系統全般なのに、別枠で消化器系統がたくさん?!

この違和感を抱えたまま、さらに勉強を進めると、

 

「脾気は上に、胃気は下に働く」

 

なんて書かれています。上下でさかさまの性質があるので裏表の関係、というところはなんとなく納得がいきますが、

 

消化器系統全般…のイメージだけで行くと、気の向きが上向きなんて、吐いてしまいそう!

なのになぜ上下があるの??とわからなくなります。

 

この謎、一言で解決します!

 

*****************

 

一緒に表裏関係を構成していて、動きの向きが正反対で成り立っている理由…

 

それは、

 

消化吸収する前か後か

 

の違いです。

 

胃は食べ物を受け入れて下部の消化管(小腸や大腸)に受け流す

(右から左に受け流す~というの、昔ありましたね(笑)胃は、上から下に受け流します(笑))

 

脾は消化吸収されたものを使える形、気血の素(水穀の精微)に変えて、肺に送ります。

 

肺は脾より上の方にある(臓器の中で一番高いところにある)ので上むきの力が必要なのです。

 

脾と胃は「脾胃」とまとめて表現されることがあり、そのせいでバラバラの働きを見た時に一瞬困惑してしまいますが、消化のビフォア―アフターだと思えば、理解できると思います。

 

またこのベクトルを見た時に、

 

脾は持ち上げられないとトラブルになり、たるみや(テンションが)上がらず無気力になり、

胃は下に下げられないとトラブルになり、消化不良や吐き気につながっていく、

 

という解釈ができます。

 

また脾胃のトラブルでありがちな「食欲不振」も

 

①    食べられないとおもったけど、意外とたべられた

 

という時と、

 

②    お腹すくけれど、意外とすぐお腹がいっぱいになって食べられなかった

 

とでは脾のトラブルなのか、胃のトラブルなのか、違いが出てきます。

どちらがどちらかわかりますか?

 

①    は、受け入れられるけど、全体のパワー不足なので脾

②    は、エネルギーの不足を補いたいのに受け入れられないので胃

 

と、消化吸収のビフォア―アフターどちらのトラブル化を見ると判断ができるようになりますね。

 

 

私たちは食べたものでつくられています。

 

今の自分は今まで食べてきたものでできています。

 

何か薬を飲んだり、食べたりするにもこの「脾と胃」を必ず通って、必ず消化吸収のお世話になります。

 

食べたもののエネルギーを最大限に活用できるコスパの良い身体づくりには、この脾と胃の調子が万全であることが必要不可欠です。

 

脾胃のケアはしていて損はありません!

 

食欲の秋、しっかり脾胃を整えるもので調整しながら楽しみましょうね!

 

 

 

2016.11.01

主任講師寺薗の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑭

国際薬膳学院 主任講師 寺薗真衣の連載コラム

中医学ってどうやって勉強するのん!?

 

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、毎週火曜日に更新しております!

 

第14章「大きく見てから小さく見る」

こんにちは!

主任講師の寺薗真衣です。

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(秋刀魚のアボカド&みょうがしそ巻き ピリ辛だれ うるおいUP +邪気発散の組み合わせです!)

 

先週から東京校で「一番わかりやすい!中医学基礎理論と薬膳入門」が開講になりました。

 

初めて中医学を勉強される方に、知っていただきたいことがたくさんある中、

限られた時間でポイントを絞る、ということにとっても力を入れました。

いっぱいお伝えしたいことをぐっとこらえ、今日はこれだけにしておく、これってすごいジレンマで大変(笑)

 

でも出し惜しみしているわけではないですよ!

心配しないでください、順番に全部お話ししますので!(笑)

国際薬膳学院の資格講座は3つのステップからなっていますが、最短で一年半で最終資格を取ることができます。

 

一年半で人を弁証できるようになる、これは、10うん年かかってここまで来た私からは本当に素晴らしいの一言で、ここまでスピーディーに学びを深めていかれる生徒さんは尊敬の一言です。

 

1年半で中医学をものにするポイントはなにかな、と考えた時、

 

それは「学ぶ順番」と最近強く感じています。

 

中医学は膨大な情報が細かく掘り下げられている、まるでブラックホール並みの学問です。

道に迷わず進めるためには知る順番がとても大切なのです。

 

…というわけで、3回前からお送りしている臓腑の関係をいったんお休みして

中医学を学ぶ上での姿勢についてお話ししたいと思います。

 

*****************

 

いきなりですが、草の根っこの絵を(うまく)にかくとき、みなさんどんな書き方をイメージされますか??

 

まずふとい根っこを書いて・・・

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そのあとに細いひげ根のような部分を書く。

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こんな感じでかかれませんか?

 

中医学の勉強もまさにこれが理想の進め方だと思っています。

 

これをこまかいひげ根を一生懸命書きながら描き進めていくと、なかなか全体像が出来上がらず、完成するまで相手に何を書いているのか伝わりません。

 

中医学でも、細かいところまで完成させてから進めようと思うと、本当に終わりが見えなくて挫折しがち。

 

まずは、なんとなく大枠をつかんでから、細かい部分を詰めていくのが一番の近道です。

 

細かい部分を後回しにすることがなんとなく損をした気がしてしまうかもしれませんが、あとから掘り下げる方が絶対に理解が早く、深めやすいのです。

 

 

私はこのことに気づかず、一度暗闇で置き去りにされたように訳が分からなくなったことがあります。

 

やはり学ぶならすべてがかかれた字が細かくて分厚い中医学の本!といきなりマニアックな高価な専門書に手を出した私は、2ページもめくれば睡魔、という状況でずーっと同じページばかり字を追う状況でした。

 

難しい理論をとりあえず覚えるなんて絶対邪道!と思いこみ、プライドが邪魔をして形から入って大失敗したのです(笑)

 

結局身動きが取れず、原点に立ち返って「中医学がわかる本」のような入門のカラフルな本を何冊か買いあさり、視覚的に、楽しくザックリ読み進めることにしました。

 

初めは、なんとなく負けた気分でしたが、カラフルなイラストがあると何とかモチベーションも保てて、パラパラとめくるだけでもうっすら頭に入ってきました。

そうすると、いままでただの難しい漢字熟語が並んでいるようにしか見えなかった専門書がやっと意味のある文章として理解できるようになってきたのです。

 

わからなくなれば、何度も視覚的理解に立ち返り、もう一回チャレンジ、そして壁を乗り越える。

 

これを繰り返して、やっと、基礎理論が見えてきました。

 

例えば

 

「肝が弱ると目のトラブルになる」

 

「肺が弱るとアレルギー症状となる」

 

など、基礎理論でわかる臨床一つ一つの小さな感動を大切にして、それを知った感動を誰かに伝える

(主に標的は母にでしたが(笑)今となっては拙い知識を得意げに話す私の話をよく聞いてくれたものだと思います。)

 

アウトプットしているうちに、自分のなかでも整理がついてきて、知識を肉付けしていくときの楽しさが生まれました。

 

太い根っこをしっかり描いていれば、細かいひげ根を何度書き直そうとも、もっと細かく書き足そうとも、それが「根」であることは伝わります。

 

中医学の基礎理論の太い根っこをざっくり書いて、細かいひげ根のような知識を付け加えていく。

 

皆さんも学びを進めるとき、是非そんなことを参考にしていただければと思います!

 

 

2016.10.25

東京校麻布十番教室 開校いたしました

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こんにちは。

学院長の赤堀真澄でございます。

 

 

本日無事、東京校麻布十番教室が開校となりました。

 

薬膳の学校が沢山ある東京の皆様方に

この大阪生まれの国際薬膳学院をお選びいただいたこと

本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。

スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。

 

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当学院の主任講師で東京在住の寺薗真衣が

東京校にお越しくださる皆様にお役に立つ講座となるよう

毎回心を込めて授業をさせていただきます。

 

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東京の皆様、今後とも国際薬膳学院を

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.10.21

主任講師寺薗の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑬

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、これからは曜日変更!毎週火曜日に更新していきます!

 

第13章「表裏について考える③心と小腸」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗真衣です。

 

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(百合根マッシュのスモークサーモン巻き 百合根は心にもアプローチできる潤い食材です☆)

 

前々回からお送りしている臓腑の関係

対応を覚えてしまうと、「そんなものかな」と思ってあまり深く考えなくなってしまう臓腑の表裏関係ですが、

ふとした瞬間になぜ?が復活したりするのが、中医学の面白いところ。

 

絶対に解釈しなくては前に進めないわけではないのですが、理解に変えておくと、覚えることがぐっと減って深みに変わっていきます。

 

前回は肺と大腸の捉え方についてお話ししました。

 

今回は心と小腸に絞って考えを深めていきたいと思います。

 

*****************

 

心と小腸。

 

西洋医学的には、循環器系統と消化器系統として、つながりがしっくりこない代表格だと思います。

 

こんな一見かかわりのないように見える心と小腸をの関係を、私は

 

近年いわれている、「腸内環境が精神疾患と関わっている」

 

というところに注目して関連づけて捉えていました。

中医学では、

 

心・・・精神の「神」を主っている唯一の臓器 循環器系統も主っている

小腸・・・胃から送られたものを栄養分と不要なものに分けて吸収する腑

 

という定義があります。ここまでだと、中医学でもまだつながってきませんよね?

 

ここで西洋医学の解釈を入れてみましょう。

 

精神疾患にかかわりがある脳内伝達物質の一つであるセロトニンは、脳内よりも腸内に多く存在することが明らかになっています。

つまり、うつ病の原因は、単なる精神状態の問題ではなく、腸内環境の乱れも大きく関わっている、ということです。

腸内環境(腸内フローラ)が整っていることがうつ病の予防にもつながっている、ということで、腸内環境を整える「発酵食品」がブームになっていますよね。

 

これだけ、西洋医学的に立証されてきているのですから、解剖学的なつながりがなかったとしても、心と小腸はつながっている、と考えるのには十分な根拠になるかな、と思います。

 

しかし、これだけでは、表裏関係の中医学的な解釈として弱いなぁと思い、もう少し根本的な中医学的機能を考えてみました。

 

 

心は「血脈」を主っていて、体中の栄養である血を隅々まで行き届かせる交通ルートを担当しています。

この交通ルートはスムーズに流れていることが良い状態とされていて、渋滞がないのが基本です。

一方、腸には、たくさんの「門」があります(胃の入り口が噴門、出口が幽門といいますが、それ以外に、口から肛門までに7つの門があります)

そして、栄養を吸収する際にも腸壁を乗り越えなければなりません。

いわば「壁だらけ(笑)」

 

壁だらけ、行き止まりだらけで必要なものを分別している小腸と、隅々まで抵抗なくスーッと血を運ぶ心。

 

どうでしょう。正反対のイメージがつきませんか?

「物質を通る環境が正反対」つながりです!

 

ああ、なんだかものすごくすっきりしませんか??私だけでしょうか??(笑)

 

心と小腸、つながりましたね!

 

これからはみなさんも、発酵食品のお味噌汁や糠漬けを、腸の壁をいいものがたくさん乗り越えて吸収されて、隅々まで行き渡って気持ちもハッピー!をイメージしながら召し上がってくださいね!

 

2016.10.18

主任講師寺薗真衣の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑫

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、これからは曜日変更!毎週火曜日に更新していきます!

 

第12章「表裏について考える②肺と大腸」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗真衣です。

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急に寒い!!蕪がおいしい季節になってきましたね!

 

「五臓六腑の勉強をするときに、臓にはそれぞれ対応する腑がある」

ということで、先週は臓と腑のあり方についてお話ししました。

臓腑の表裏関係とは、

 

肝⇔胆

心⇔小腸

脾⇔胃

肺⇔大腸

腎⇔膀胱

 

このように対応していますが、皆さんはなぜこの臓腑が表裏関係にあるのだろうか、と疑問に思ったことはありませんか?

 

西洋医学のイメージで行くと、

 

腎⇔膀胱

肝⇔胆

脾⇔胃

これらは解剖学的に近くに存在しているので、割と納得しやすいと思います。

 

しかし、心と小腸、肺と大腸は、解剖学的には到底つながらないですし、存在している場所もとっても離れています。

 

ではこれらをどのように理解していけばよいでしょうか。

 

今回は肺と大腸に絞って考えを深めていきたいと思います。

 

*****************

 

中医学では

肺・・・呼吸として清気を取り込むところ

大腸・・・大腸に至るまでに取り込んだ水穀の精を吸収したのこりかす(糟粕)を出すところ

 

という定義があります。

 

これを噛み砕いて解釈した時に、

フレッシュな気に満ち溢れた気体(質が良い気)を取り扱う肺

 

必要なものがもう残っていないカスの固体(いっときも早く出したいもの)を取り扱う大腸

 

これは身体にとって正反対のものを扱っていると言えます。

 

もう少し突っ込んで解釈すると

肺は必要なものを外から取り込み、邪を取り込まない様に選別していて、

大腸は身体の中の不要なもの出し必要な水分は取り込めるように選別している

 

・・・いかがでしょう、急につながってきませんか?

「取り扱うものが正反対」つながりです!

 

実際、肺が弱いアレルギーの人は、便秘がちな方が多い、というデータがあるそうです。西洋医学的にはただの臨床データの傾向にすぎませんが、中医学をもってすると、これは全く違和感のない状況だと思います。

 

ちなみに、アトピーと喘息持ちだった私はどちらかといえば便秘がちです。やっぱりね!そうよね!と思います。

 

これは私の解釈ですが、肺の弱い人は、フィルターが弱いため、身体に気を取り込むときの基準が甘く、身体に邪が入りやすい。結果、出す時の基準も甘くて溜まりがちになる。

 

そして(私だけかもしれませんが、少なくとも私に関しては)取り込んだものを出しにくい、というところから、買ったものも捨てにくいです(笑)

いわゆる、モノをすてられない人です(笑)

 

体質が性格に影響しているなぁ~と思う事象の一つです。

そう言って体質のせいにせず、たまには断捨離も頑張らないとな、とおもう今日この頃でした。

2016.10.11

卒業パーティー並びに和学薬膳®博士の認定授与式を行います

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来る2016年11月24日(木)12時から

国際薬膳学院の上級講座「和学薬膳®専科」をご卒業の皆様とご一緒に

卒業パーティー並びに和学薬膳®博士の認定授与式を

執り行いたく、ご案内申し上げます。

 

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日時 11月24日(木) 12時~14時(受付:11:30~)

 

場所:River Suite OSAKA(リバースイート大阪)http://www.riversuite.jp/?men=3

         地下鉄谷町線・京阪本線天満橋駅 11番出口より川沿いに西へ、川の駅「はちけんや」内

 

電話番号:06-6966-5110

 

 

当日のドレスコードとして

各自ご自分の体質を弁証し、弱い臓器に対応する色をファッションの一部に入れてください。

(服以外に小物でもOK

 

なお、準備の都合上1110日までに出欠を幹事までご連絡ください

 

 

国際薬膳学院 企画部

幹事・安藤智子

2016.10.07

主任講師寺薗真衣の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑪

第11章「表裏について考える①」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗真衣です。

 

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白きくらげの季節到来ですね!

 

五臓六腑の勉強をするときに

「臓にはそれぞれ対応する腑がある」

ということを学びます。

 

習い始めた時、西洋医学的な考えでは到底つながりそうにない部分が対応していることに、

なかなかしっくりこず、丸暗記から入ったことを覚えています。

 

(振り返ったらわたし、序盤丸暗記ばかり!(笑))

 

とりあえず覚えた後、暗記から理解に変えるために、何度も何度も繰り返し勉強を重ねるのですが、西洋医学的な理解から東洋医学のうらが取れた時、すっと頭になじんで理解に代わるのだなぁと日々実感しています。

 

今日はそんな「臓腑(表裏)」についてお話ししたいと思います。

 

*****************

 

臓腑の表裏関係とは、

 

肝⇔胆

心⇔小腸

脾⇔胃

肺⇔大腸

腎⇔膀胱

 

のように対応しています。

 

何故これらを対応するものと考えていいのかは、次回じっくりお話しするとして、

 

今日はざっくりと臓腑のトラブルについて掘り下げます。

 

中医学では、臓器を臓と腑に分けて考えます。

 

臓とは中身の詰まったもの、腑とは空洞の管状のものという定義があります。

 

中身が詰まったもの、と定義されている「臓」は詰まっているのが健康な状態。

 

主に何が詰まっているかは臓によりますが、その中身が足りないと良くない状態になります。

例えば、肝血虚 心血虚 脾気虚 肺気虚 腎陰虚・・・などなどです。

 

臓は足りない状態を補う「補」の方針がメインになることがわかります。

 

 

それに対して、「腑」はどうでしょう?

腑はほとんどが消化管の一部ですが、なかみが空っぽの状態がよいとされています。

 

つまり、詰まっていると良くない状態になります。

 

例えば、胃内停水 便秘 膀胱湿熱 大腸湿熱 小腸実熱・・・などなど。

 

ドロっとしたものがうまく管を通らず、熱をもってトラブルが起こる、という流れが多いですね。

 

なので、腑はつまりを出す「瀉」の方針がメインになることがわかります。

 

臓腑、とまとめられると、どうしても一つ一つを見るのを忘れてしまいがちですが、漢字には一つ一つ意味があります。

 

意味を読み解くと、丁寧にひも解くことができるのが中医学の面白いところです。

 

次回は表裏関係にある臓腑に注目して、理解を深めていきたいと思います!

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

2016.10.03

主任講師寺薗真衣の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑩

国際薬膳学院 主任講師 寺薗真衣の連載コラム

中医学ってどうやって勉強するのん!?

 

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、毎週月曜日に更新してます!

 

第10章「陰陽バランスを考える」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗です。

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(秋はだしのしゅんだ(しみた)お揚げさんがおいしいなぁ~とおもうの図)

ずいぶん朝晩が涼しくなってきましたね。

とはいえ、日中はまだ暑い日もあって、激しい寒暖差に体調を崩している方も多いかと思います。

 

寒暖差が激しい時、私は陰陽バランスをだなぁ~と感じます。

 

何事もバランス!の中医学では、生活リズムや気候を陰陽で捉えると、対策が見えてくるのではないかな~と思います。

 

 

*****************

 

中医学の基礎理論の中に「陰陽」の考え方があります。

 

全ての対極にあるものを陰陽でかんがえる、というあれです。

 

陰陽はそれだけだとものすごく哲学的で怪しげなイメージがしてしまいますし、初めに習う理論の中で一番インパクトが大きく、

「うわ、あやしげなものに足を踏み入れてしまったのでは…」

 

と思ってしまったものです。

しかも、文章にするととっても難しく見え、なんだか漠然としていて、わからないけどいいや~とおもってスルーしていました(笑)

 

ですが、春の三寒四温、夏の猛暑日、冬の大寒波などを陰陽のバランスの変化の中の「陰陽転化(それぞれがMAXまで強くなると反対の方向に向き始める)」とらえると、

 

暑い暑い猛暑日が続けば、

「ああ、暑さがMAXということは、これから涼しい方向へうつりかわるなぁ!」

 

と秋が楽しみになりますし、

 

大雪でものすごく寒い日が続けば、

「ああ、もうすぐ春にむかっていくなぁ!」

 

と春が待ち遠しく感じます。

 

最近は暑さ寒さが異常で、振れ幅がすごくなってきているなぁと思います。

 

メトロノームや振り子を思いっきり遠くまで引っ張っている感じ。

 

気候がこんなに振れ幅があるということは、私たちの身体もそれに対応して変動についていかなければなりません。

 

その為には陰陽にしっかり身をゆだねることが大切です。

 

身体の中で考えるべき陰陽は

 

陰=血+津液

 

陽=気

 

だけではありません。

 

具体的に言うと、

 

陰の時間(夜)に陰の状態になり(寝て)、陽の時間に陽の状態になる(活動する)

 

女性の場合だと、それに加えて

 

陰の期間(低温期)に陰を増やしてしっかり転化して(排卵期)陽の期間(高温期)が来るように整える。

 

こんな感じです。

 

何気なく過ごしている中にも、陰陽はしっかりと根付いています。

 

そして、陰虚と言われる症状の代表といえば「ほてり、のぼせ、寝汗」

 

ですが、水分が足りなくなっている状態なのに、なぜ汗が出るんだろう?とおもったことはないでしょうか?

 

これも、あつーくなったものを冷ましたいと思った身体が、自分自身を冷やすために起こす苦肉の策なのです。

 

ということは、大切な、なけなしの水分を使って身体を冷ますわけですから、身体はさらにさらにからからになって陰虚が進みます。

 

そうなるとこれからの時期、大気は乾燥して、からだの保湿力は減り、バリア機能は落ちて風邪をひきやすくなったりする…という流れになるわけです。

 

知らず知らずの生活の中の陰陽をしっかりとらえて、これからの秋冬に備えていきましょうね!

2016.09.26

腰を痛めた母の薬膳料理を作りました

皆様こんばんは。

国際薬膳学院 学院長の赤堀真澄です。

 

 

母から「何もないところで尻もちをつき
腰の骨にヒビが入った」と連絡あり。

自分で確認するまで心配していましたが
母の状態は大したことなく
患部の状態も腫れも炎症もなし。

それでも腰を痛めたことに変わりはないので
母の状態を見ながら作った薬膳料理を
シリーズでご紹介していきます。

 

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昆布・なす・ごぼう・干しシイタケの煮もの

 


(これを作った意味)
打撲したところは血の巡りが悪くなっているため(瘀血)
血液をサラサラにする効果のある食材で活血させ
なおかつ腰を管轄する腎を補う黒い食材を使った煮物です。

 

ここで意識するのは「寒熱の状態」

 

患部の状態・・・熱感なし
本人の体感・・・特に暑くもなく寒くもなく

なすや昆布、ごぼうは冷やすので
にんじんを加えて煮ものにするということで
冷やしすぎを防ぎました。

 

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和栗のペーストとマッシュルーム入りクリームシチュー
(これを作った意味)
栗は血行を良くして下半身強化に役立つ食材。
頂きものの栗を蒸して実を出し、
カルシウム豊富なクリームシチューに溶かし込みました。

マッシュルームはしびれや麻痺に良い食材のため投入。
シチューによく合うきのこですし!

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しし唐辛子とじゃこの煮びたし 山椒の実の佃煮風味

(これを作った意味)
夏の血液サラサラ食材といえば
ししとうやピーマン。
この時期の活血食材に最適です。

 

 

単独では体を冷やしてしまうので
山椒の実の佃煮と一緒に炊きました。

 

じゃこでもカルシウムを補い、骨の修復促進に!

母に「何を食べたい?」って聞くと
「揚げ物!」とのこと・・・・

普段自分のためには古油の処理が面倒で
全く揚げ物をしないとのこと。

 

 

じゃあ、今の状態でも食べられる揚げ物にしよう。

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エビ天入り昆布だしのおうどん

(これを作った意味)
腰痛に良いエビを使った揚げ物を作りました。
ただエビも温性、揚げ物という調理法も
必要以上に体を熱くしてしまいます。

 

 

今、母は打撲がある状態ですので
暑くし過ぎない工夫として
うどんだしに「かつお節」を使わないこと。

 



かつおは体を温めてしまうからです。

 

 

冷やす昆布で丁寧に出汁を取れば
エビ天の温めすぎを緩和させます。

 

美味しいめんつゆと良質の塩を使ったので
ぼんやりせず美味しいおうどんになりました!

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とんかつにも大根おろしをたっぷり添えて。

 

 

大根おろしは涼性で
揚げ物の「体を熱くする」作用を緩和します。

 

 

続きはパート2で!

2016.09.20