今までにない薬膳教育「日本人のための薬膳」/ 国際薬膳学院・大阪 / 東京

梅仕事で感じる「塩梅」

こんにちは!

国際薬膳学院 副学院長の寺薗真衣です。

梅雨が明けないなー…なんて思ってたら、明けたとたん一気に猛暑!

今年の梅雨は(関東は)気温も低く割と過ごしやすい日が多かったので、急に来た暑さがこたえます。

そんな時に我が家でなくてはならないのが梅干し。

今年の夏も梅にはお世話になりそうです!

皆さんもどうぞご自愛くださいね!

 

結婚してから息子が1歳の年以外は毎年つけている梅、

今年は3キロ弱つけました。

今年こそ干す用のざる買おう!と思いつつ結局このスタイル(笑)

去年の梅酢につけただけの白梅干し

塩を2種類違うものを使ってつけた紫蘇梅干し

の3種類の梅干しです。

 

梅干しづくり歴も7年?8年?になりましたが、ここへきてようやくコツがつかめてきた感覚が(笑)

今までは紫蘇を入れる心のゆとりもなく、ほぼ白梅干しでやってきたんですが、

(一回だけちょっとだけ入れたことはあるんですけど、ほんのちょっとだったので)

本格的に紫蘇梅を作るのは初めて(笑)

赤紫蘇は青紫蘇よりも薬効が高いし、

今年はコロナで何かと免疫力をつけておきたいこともあって、紫蘇の力を借りよう!

と思っていたらちょうどいい赤紫蘇が手に入ったこともあって、入れてみたのです。

梅干しと一緒につけておくものを一部よけてあとは全部パリパリに乾燥させました。

アルミホイルを敷いて干したらめっちゃ早く乾燥してましたよ!

ミルでがーッと粉砕して

ゆかりの完成!

何やこのおいしさは!!

なぜ今まで作らなかったのか!!

来年はもっと作らねば!

というくらい、超絶おいしかったです(自分で言う、笑)

 

ちなみに異なる塩2種類(海の精と天塩)で味を比べると、

海の精は角がなくまろやかな味わい、

天塩はちょっとしっかり塩を感じるご飯が進む味わいに仕上がっていました。

 

同じ塩分濃度でつくってるのに、塩の種類が違うとこうも違うのか!

とこれまた感動しました。

塩の違いについては薬膳本科の食学コースでもお伝えしていますが、塩を変えて同じものを作って、加工した状態で食べ比べる機会ってなかなかないので、改めて塩の奥深さも実感です。

 

そんな時にしみじみ感じたのが「塩梅(あんばい)」という言葉。

塩梅とは、塩と梅酢の配合加減で味を変えて工夫をしていたことから、

料理の味加減やバランスを指す言葉となり、

物事の具合や調子から体の具合や健康状態まで様々な「具合」を表す言葉としても使われるようになった言葉です。

中国の宋の時代の書にも

「塩多ければ塩からい、梅多ければ酸っぱい、両者半ばすれば塩梅なり」という一節があって、

ここから味付けの良さを表す言葉となった、また梅干しを漬ける時の塩加減をさすようになったとも言われています。

初めての梅干しは、梅農家さんが入れてくれた作り方をそのまま忠実に作っておいしくできて、

もともとレシピをあまり見ない私は2年目から梅干しなんて、梅と塩を適当にまぜてつけとけば出来るでしょ、

ってナメはじめ・・・(笑)

そしたら塩分濃度高すぎてカチカチになったり、塩がなかなかなじまずかびたり、塩いっぱいあるのになぜカビる!?

なんていう失敗を何年か繰り返しました。

梅干しって一年に1回しか作れないので、感覚がなかなか育たず、

出産やなんやでバタバタしてたりもして。

今年は何年か漬け続けてわかってきた感覚と、

コロナで家からあまり出ない、という梅の面倒をじっくりゆったり見るのには良い環境が重なって、

今までで一番おいしくできた気がします(笑)

いつもなら塩の角がとれてくる半年くらい置いてから解禁する梅干しですが、すでにおいしい(笑)

何事もやってみないと感覚がつかめないし、できるようになってから自分好みに調整するのにまたひと頑張りが必要!

でもそこまで来てわかってくると、あとはいい感じにできます。

(薬膳の勉強も一緒ですね!やってみて、自分の得意な部分とか熱く語れるものにウェイトを持ってきたりしてアレンジしていくっていう感じ)

なにごとも「あんばい」だな!

と思った今年の梅仕事でした。

2020.08.07