体質診断でメニューをアドバイスできるようになるには
こんにちは!
国際薬膳学院 副学院長の寺薗真衣です。
先日、東京校恵比寿教室にて、初級講座の3日目に登壇してまいりました。
いつもながらあっという間に折り返し地点でびっくりします。
今回は虚証と実証、そして六淫についての講義。
実際に簡単な症例をもとに、弁証からメニューを考えてみました。
「こんな人にこの食材をおすすめしたいな」
というのがわかっても、そこから、具体的なメニューをその場でパっと提案するのって意外と難しいです。
私も薬膳を勉強して初めのころは食材のピックアップが精一杯でした。
いくつか食材がピックアップできても、そこからメニューに仕立て上げるのは慣れが必要です。
こんな訴えをしているってことは、こんな体質だな!とやっとわかって、
そこからじゃあ何を食べたらいいのかな??と考えるだけでも結構時間と労力を要します。
いきなり、メニュー!と言われても、えっ!!ってなって、
何の手掛かりもない見知らぬ砂漠に一人取り残されたような気分になってしまうかも(笑)
目玉焼きにソースか醤油か塩か、で盛り上がれるくらい、
その地域や家庭では当たり前の組み合わせが、他の人には意外な組み合わせであることもたくさんあります。
(ちなみに私は塩派)
授業でも「肉じゃが」の「肉」は豚肉か牛肉か、で盛り上がりました(笑)
(関西は牛、関東は豚が定番ですよね)
そこで、いろんなメニューを提案できるようになるために、
まずは普段よく作るメニューがどんな薬効か、を逆に考えてみるのがお勧めです。
そうすれば、間違いなくおいしく作れる組み合わせで、薬効を考えたメニューとして誰かに提案することができます。
その組み合わせは、もしかしたら、相手にとっては斬新な組み合わせであることもたくさんありますよ!
そして、それに慣れてきたら、次はいつものメニューの食材を少しアレンジしてみます。
例えば肉じゃがのジャガイモを山芋に変えるだけで、全然違う食感になります。
そんな感じで、さらに薬効をUPさせるには?と考えながら食材をマイナーチェンジしていくだけでどんどんメニューのバリエーションも増えていきます。
是非、いろいろ試してみてくださいね!

2019.08.01