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主任講師寺薗真衣の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑩

国際薬膳学院 主任講師 寺薗真衣の連載コラム

中医学ってどうやって勉強するのん!?

 

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、毎週月曜日に更新してます!

 

第10章「陰陽バランスを考える」

 

こんにちは!

主任講師の寺薗です。

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(秋はだしのしゅんだ(しみた)お揚げさんがおいしいなぁ~とおもうの図)

ずいぶん朝晩が涼しくなってきましたね。

とはいえ、日中はまだ暑い日もあって、激しい寒暖差に体調を崩している方も多いかと思います。

 

寒暖差が激しい時、私は陰陽バランスをだなぁ~と感じます。

 

何事もバランス!の中医学では、生活リズムや気候を陰陽で捉えると、対策が見えてくるのではないかな~と思います。

 

 

*****************

 

中医学の基礎理論の中に「陰陽」の考え方があります。

 

全ての対極にあるものを陰陽でかんがえる、というあれです。

 

陰陽はそれだけだとものすごく哲学的で怪しげなイメージがしてしまいますし、初めに習う理論の中で一番インパクトが大きく、

「うわ、あやしげなものに足を踏み入れてしまったのでは…」

 

と思ってしまったものです。

しかも、文章にするととっても難しく見え、なんだか漠然としていて、わからないけどいいや~とおもってスルーしていました(笑)

 

ですが、春の三寒四温、夏の猛暑日、冬の大寒波などを陰陽のバランスの変化の中の「陰陽転化(それぞれがMAXまで強くなると反対の方向に向き始める)」とらえると、

 

暑い暑い猛暑日が続けば、

「ああ、暑さがMAXということは、これから涼しい方向へうつりかわるなぁ!」

 

と秋が楽しみになりますし、

 

大雪でものすごく寒い日が続けば、

「ああ、もうすぐ春にむかっていくなぁ!」

 

と春が待ち遠しく感じます。

 

最近は暑さ寒さが異常で、振れ幅がすごくなってきているなぁと思います。

 

メトロノームや振り子を思いっきり遠くまで引っ張っている感じ。

 

気候がこんなに振れ幅があるということは、私たちの身体もそれに対応して変動についていかなければなりません。

 

その為には陰陽にしっかり身をゆだねることが大切です。

 

身体の中で考えるべき陰陽は

 

陰=血+津液

 

陽=気

 

だけではありません。

 

具体的に言うと、

 

陰の時間(夜)に陰の状態になり(寝て)、陽の時間に陽の状態になる(活動する)

 

女性の場合だと、それに加えて

 

陰の期間(低温期)に陰を増やしてしっかり転化して(排卵期)陽の期間(高温期)が来るように整える。

 

こんな感じです。

 

何気なく過ごしている中にも、陰陽はしっかりと根付いています。

 

そして、陰虚と言われる症状の代表といえば「ほてり、のぼせ、寝汗」

 

ですが、水分が足りなくなっている状態なのに、なぜ汗が出るんだろう?とおもったことはないでしょうか?

 

これも、あつーくなったものを冷ましたいと思った身体が、自分自身を冷やすために起こす苦肉の策なのです。

 

ということは、大切な、なけなしの水分を使って身体を冷ますわけですから、身体はさらにさらにからからになって陰虚が進みます。

 

そうなるとこれからの時期、大気は乾燥して、からだの保湿力は減り、バリア機能は落ちて風邪をひきやすくなったりする…という流れになるわけです。

 

知らず知らずの生活の中の陰陽をしっかりとらえて、これからの秋冬に備えていきましょうね!

2016.09.26