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主任講師寺薗真衣の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑤

第5章「おしてもだめならひいてみる」

 

こんにちは!主任講師の寺薗真衣です。

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「弁証の結論が出せません」といわれた時のお話です。

 

漢方薬や、食材を一人一人に合わせてきめていくとき、最終的にその人の「証」を一つに絞らなければなりません。

 

ですが、

例えば、「最近疲れ気味で、食欲もありません、肩こりや頭痛もあります」

 

と言われたら・・・

 

疲れを取ればよいのか、食欲が出るようにすればよいのか、はたまた肩こり頭痛を和らげてあげればよいのか…結局この方をどうしてあげればよいか、迷ってしまうのです。

 

証を導き出す時に、一人一人の訴えはとても重要な手がかりとなります。

 

しかし、一つ一つの訴えばかりに注目して、

 

その人を元気にしてあげる、という根本的な目標を忘れていませんか?

 

弁証に必要な情報収集をすることばかりに気を取られて、何がしたいのか、道を見失ってしまうこと、よくあるとおもうんです。

 

今日はそんなときどうするかをお話ししたいと思います!

 

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弁証は車の運転に似ていると思います。

 

運転初心者だと、とても視野が狭くなって、横や後ろまで気を回す余裕がなかったりします。

そんなころは、肩に力が入って、ハンドルを両手でぐっとしっかり握りしめて前のめりになっている、という感じ。

 

一方でかっこよく運転している人って、どーんとリラックスした体勢で、ハンドルは軽く片手で、時折バックミラーの調整をしてみたり・・・それでいて、急に自転車が飛び出してきても、さっとブレーキを踏める。カッコいいですよね。

 

また、さらにどこか目的地へ行くときに、知らないところをきょろきょろしながら走るのと、土地勘があって、目的地へ迷いなく向かうときでは、運転するスピードも違ってきます。

また、このあたりでこっちの車線に移動していたほうが曲がりやすい、とか、このあたりは行き違いが大変、とか細かい情報を知っていると、注意しておくウェイトをうまく調整することができるわけです。

 

弁証だと、探り探り、一つ一つの情報をぐいぐい聞いていくのではなく、

まずは、このひと、どの程度困っているのだろう?

どれくらい長びいてこまっているのだろう?

 

と、ぐっと引いて全体を見るようにすることをお勧めします。

全体的にばっくりととらえてしまうのです。

 

「頭が痛い」という目的地までの道のりが、大変なのか、簡単なのか、頭に入れたうえで細かいことを突っ込んでいくわけです。

 

激しい吐き気で動けないくらいの片頭痛を長く抱えているというのと、

湿度が高い時だけおこるというのと、

ちょっと風邪っぽいだけというのでは、同じ頭痛の改善であっても、力の入れ具合が変わるのがわかると思います。

 

必死に押している間に見失っていることをぐっと引いて確認すると、きっと近くて見えなかったことが見えてくるはずです。

 

 

押してもだめなら引いてみて下さい!

 

弁証を少ない情報でストライクゾーンにパーンと一発決める、ってとってもカッコいいし、爽快ですよね。

でも、かっこよく使いこなすまでに、練習は必要です。

こうきたら、こうだ!というマニュアルが自分の中でできてくれば、こっちのもんです!

 

かっこいい運転(弁証)ができる自分を目指して、練習を積んでいきましょうね!

 

 

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2016.08.08