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主任講師寺薗の「中医学ってどうやって勉強するのん?」⑭

国際薬膳学院 主任講師 寺薗真衣の連載コラム

中医学ってどうやって勉強するのん!?

 

国際薬膳学院の主任講師の寺薗がお送りする連載コラム、毎週火曜日に更新しております!

 

第14章「大きく見てから小さく見る」

こんにちは!

主任講師の寺薗真衣です。

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(秋刀魚のアボカド&みょうがしそ巻き ピリ辛だれ うるおいUP +邪気発散の組み合わせです!)

 

先週から東京校で「一番わかりやすい!中医学基礎理論と薬膳入門」が開講になりました。

 

初めて中医学を勉強される方に、知っていただきたいことがたくさんある中、

限られた時間でポイントを絞る、ということにとっても力を入れました。

いっぱいお伝えしたいことをぐっとこらえ、今日はこれだけにしておく、これってすごいジレンマで大変(笑)

 

でも出し惜しみしているわけではないですよ!

心配しないでください、順番に全部お話ししますので!(笑)

国際薬膳学院の資格講座は3つのステップからなっていますが、最短で一年半で最終資格を取ることができます。

 

一年半で人を弁証できるようになる、これは、10うん年かかってここまで来た私からは本当に素晴らしいの一言で、ここまでスピーディーに学びを深めていかれる生徒さんは尊敬の一言です。

 

1年半で中医学をものにするポイントはなにかな、と考えた時、

 

それは「学ぶ順番」と最近強く感じています。

 

中医学は膨大な情報が細かく掘り下げられている、まるでブラックホール並みの学問です。

道に迷わず進めるためには知る順番がとても大切なのです。

 

…というわけで、3回前からお送りしている臓腑の関係をいったんお休みして

中医学を学ぶ上での姿勢についてお話ししたいと思います。

 

*****************

 

いきなりですが、草の根っこの絵を(うまく)にかくとき、みなさんどんな書き方をイメージされますか??

 

まずふとい根っこを書いて・・・

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そのあとに細いひげ根のような部分を書く。

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こんな感じでかかれませんか?

 

中医学の勉強もまさにこれが理想の進め方だと思っています。

 

これをこまかいひげ根を一生懸命書きながら描き進めていくと、なかなか全体像が出来上がらず、完成するまで相手に何を書いているのか伝わりません。

 

中医学でも、細かいところまで完成させてから進めようと思うと、本当に終わりが見えなくて挫折しがち。

 

まずは、なんとなく大枠をつかんでから、細かい部分を詰めていくのが一番の近道です。

 

細かい部分を後回しにすることがなんとなく損をした気がしてしまうかもしれませんが、あとから掘り下げる方が絶対に理解が早く、深めやすいのです。

 

 

私はこのことに気づかず、一度暗闇で置き去りにされたように訳が分からなくなったことがあります。

 

やはり学ぶならすべてがかかれた字が細かくて分厚い中医学の本!といきなりマニアックな高価な専門書に手を出した私は、2ページもめくれば睡魔、という状況でずーっと同じページばかり字を追う状況でした。

 

難しい理論をとりあえず覚えるなんて絶対邪道!と思いこみ、プライドが邪魔をして形から入って大失敗したのです(笑)

 

結局身動きが取れず、原点に立ち返って「中医学がわかる本」のような入門のカラフルな本を何冊か買いあさり、視覚的に、楽しくザックリ読み進めることにしました。

 

初めは、なんとなく負けた気分でしたが、カラフルなイラストがあると何とかモチベーションも保てて、パラパラとめくるだけでもうっすら頭に入ってきました。

そうすると、いままでただの難しい漢字熟語が並んでいるようにしか見えなかった専門書がやっと意味のある文章として理解できるようになってきたのです。

 

わからなくなれば、何度も視覚的理解に立ち返り、もう一回チャレンジ、そして壁を乗り越える。

 

これを繰り返して、やっと、基礎理論が見えてきました。

 

例えば

 

「肝が弱ると目のトラブルになる」

 

「肺が弱るとアレルギー症状となる」

 

など、基礎理論でわかる臨床一つ一つの小さな感動を大切にして、それを知った感動を誰かに伝える

(主に標的は母にでしたが(笑)今となっては拙い知識を得意げに話す私の話をよく聞いてくれたものだと思います。)

 

アウトプットしているうちに、自分のなかでも整理がついてきて、知識を肉付けしていくときの楽しさが生まれました。

 

太い根っこをしっかり描いていれば、細かいひげ根を何度書き直そうとも、もっと細かく書き足そうとも、それが「根」であることは伝わります。

 

中医学の基礎理論の太い根っこをざっくり書いて、細かいひげ根のような知識を付け加えていく。

 

皆さんも学びを進めるとき、是非そんなことを参考にしていただければと思います!

 

 

2016.10.25